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神戸ポートタワーで
全長80mの巨大マッピングが上映中
 2023年夏のリニューアルオープンに向けて現在改修中の「神戸ポートタワー」で、プロジェクションマッピングが行なわれている。タワーを覆う円柱状の養生シートに上映されており、神戸観光の注目スポットとなっている。
 同タワーは1963年11月のオープン以来、約60年に渡り神戸港のシンボルとして親しまれてきたが、工事期間中も同タワーに親しんでもらおうと、神戸市と㈱神戸ウォーターフロント開発機構が「神戸ウォーターフロント アートプロジェクト」を企画。その第一弾イベントとしてプロジェクトマッピングを開催した。
 現在上映中のプロジェクションマッピング「One and only」は、神戸の食・アート・観光・文化・伝統をテーマにした約7分間のコンテンツで、夜6時30分から10時まで30分間隔で上映。その合間にも、神戸をイメージした南京町のランタンやスイーツなどのプロジェクションマッピングを流している。
 コンテンツ制作は、姫路城や太陽の塔など大型観光施設で日本一の実績を誇る㈱シムディレクトと㈱タケナカ。季節ごとにコンテンツを変えるほか、新しい空間演出のあり方にも果敢にチャレンジしてくという。
 都市景観として見栄えの悪い改装中のタワーに、プロジェクションマッピングを行なうという発想は実に斬新だ。プロジェクションマッピングを行なうことでマイナス要素をプラスに転換させ、唯一無二の体験価値を提供することに成功している。2023年春まで上映しているので、関西へ行く際はぜひ立ち寄りたい場所である。


 

上映期間 2023年春まで
上映時間 18:30~22:00(30分間隔、1日8回)
投影面積 約2,000㎡
映像企画・制作 ㈱シムディレクト、㈱タケナカ

神戸ハーバーランド、南京町、明石海峡大橋、モザイク大観覧車など神戸の街並みが積み重なったコンテンツ

色とりどりの気球や風船、ボールが転がり、賑やかになっていく映像は、食・アート・観光・文化・伝統が折り重なることで人が集う場所へとなることを表現している

30分ごとに上映される本編の幕間にも、スイーツや南京町ランタンなど5つの映像が順々に流れる