KARAOKE NEW TREND


2021年12月10日

多彩なレジャーの選択肢のひとつとして
ボックス型カラオケを2台導入
――ショッピングセンター パルナ(㈱ファイブ)


  
 茨城県稲敷市に立地する「ショッピングセンター パルナ」は、県内はもとより、利根川を挟んだ対岸の千葉県など、広範囲のレジャー・ショッピングニーズに対応した大型商業施設として、 199911月にオープンした。
 
 今年 11月に 22周年を迎えた同施設は、東日本大震災で多大な被害を受け、立地の液状化といった厳しい状況のなかいち早く再建を図るなど、地域密着の施設運営に注力してきた。
 
 同施設は今年 810日、 2階のアミューズメントスペースに隣接するフードコートの最奥に2台の「COCOKARA」を設置した。フードコートは平日の稼動が悪く、閉鎖も考えたもののアミューズメントスペースとしては必要という判断になり、改善を模索していたところ、㈱常磐第一興商からスペース活用の提案を受けた。
 
 「パルナに行けばいろいろな楽しさが体験できる。その選択肢のひとつとしてアピールしてはという提案をいただきました。カラオケは幅広い年齢層が楽しめる人気レジャーですから、即決でした」(運営企業:㈱ファイブ次長・宮本一司氏)。
 
 導入後は、チラシなどでアピールし、周辺に大型のカラオケボックスがないこともあり、子連れの主婦や学生、年配客など、幅広い層の利用を実現した。緊急事態宣言の発出により途中で営業停止を余儀なくされたものの、宣言解除後は、イベント展開も含めカラオケの存在を積極的にアピールすることで利用促進を図っていきたいとしている。
 
 「施設前で4ルートのバス路線が整備されるなど、マーケット環境が改善されるなか、 COCOKARAは、単独での集客とともに、施設全体の相乗効果としても期待しています」(宮本氏)。