KARAOKE NEW TREND

[マイク]

カラオケ空間の差別化・集客アップに直結
リニューアルによりさらなる高音質を実現
──AT-CLM9010PRO/ATW-T63aPRO
㈱オーディオテクニカ
 

 

音質・耐久性を徹底追求し
既存のコンデンサーマイクをリニューアル

 
 オーディオ専門メーカーとして、独自の技術とノウハウを活かし、マイクロホンやアンプ、スピーカーなど、音の入口から出口まで多彩な商品ラインナップを展開する㈱オーディオテクニカは、カラオケマーケットを中心に高評価を得ている既存のコンデンサーマイクのリニューアルを行ない、「ATCLM9010PRO」「ATW-T63aPRO」として2023年9月上旬に市場投入する。
 
 両製品とも、ハイエンドモデルである現行品を踏襲しつつ、さらなる音質・耐久性を追求して新規にユニット構造を変更し、なおかつ互換性をもたせたリニューアルを実施。音質は歌いやすさを徹底追求したチューニングを行ない、さらに、コロナ禍を経て運営面で高まっているマイクの耐久性ニーズにもキメ細かに対応。
 
 同社のマイクロホンは、これまでも、歌唱力を最大限に活かしてくれる「マイマイク」としての需要もみられたが、今回のリニューアルにより、導入店舗の付加価値としてさらなる訴求力を実現させている。
 
 

カラオケONE成増店
高音質の提供が最大の差別化に

 
 ディーラー業を展開する一方、「カラオケONE」のブランド名で首都圏で5店舗のカラオケ施設を展開する㈱第一ソフトも、同社の商品ラインナップを高く評価する。
 
 カラオケO N Eブランドの出店戦略について、同社店舗営業部部長の西川剛史氏は、「メガチェーンのような大規模出店ではなく、駅前立地や繁華街などの相応のマーケットに、1520室の小回りの利く規模で出店し、地域密着型の運営で地域のカラオケニーズの固定客化を図る」としている。
 
 そのポイントとしてあげるのが歌いやすさを追求した音響面でのこだわりである。「どの店舗でも最新の通信カラオケを導入しているなかで、カラオケ好きのお客さまの支持を得る最大のポイントは、歌いやすさです。当店では、オーディオテクニカさんの最新の音響設備を導入していますが、設置に際しては、スピーカーの位置など、音響の細かい部分に徹底してこだわっています」(西川氏)。
 
 2022年3月に東京都板橋区で14室の規模でオープンした「カラオケONE成増店」では、新たな試みとして、リングライト、ポップガード、コンデンサーマイク、ヘッドフォンなど、本格的な動画撮影に対応した「ワンテイクルーム」を導入しているが、同ルームも、オーディオテクニカの機器を採用している。
 
「オーディオテクニカさんが、今回新たにコンデンサーマイクをリニューアルされたということで、さっそく試してみました。実際に一度歌えば分かるのですが、歌唱者がもっている声質を鮮明に拾ってくれるなど、ダイナミックマイクとの違いをユーザーに提供することで、顧客満足の向上につながります。また、耐久性もダイナミックマイクと遜色なく、安心して導入でき、ハイクオリティな最新サービスとして、現在、前向きに導入を検討しているところです」(西川氏)
 
 チェーンオペレータが主体となり、カラオケ空間としての均質化が進むカラオケ施設において、その最大の差別化となるのが歌いやすさの実現であり、その基本を徹底追求する音質向上の取組みこそが、最大の集客力になるということである。
 


 
【メーカーサイト】
AT-CLM9010PRO
 https://www.audio-technica.co.jp/amz/product/AT-CLM9010PRO
 
ATW-T63aPRO
 https://www.audio-technica.co.jp/amz/product/ATW-T63PRO
 
 
【問合せ】
㈱オーディオテクニカ プロオーディオ営業部アミューゼム課
 https://www.audio-technica.co.jp/business/support/amz/
 tel. 03-6801-2030