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もののけの里
ジブリパーク

「もののけの里」全景


「もののけ姫」の里山風景をイメージ
新エリアがオープン

 ジブリパークに2023年11月1日、同パーク4番目となるエリア「もののけの里」がオープンした。映画「もののけ姫」に登場するエミシの村とタタラ場をもとに、日本の里山をイメージしてつくられたもので、敷地面積は約0.8haとコンパクトなエリアとなっている。もののけの里には一般の遊園地・テーマパ−クにみられるようなアトラクションは用意されていないが、緑豊かな里山のなかに配置された建築物やオブジェを見ながら散策し、映画の世界観を体感できるのが特徴だ。
 
 メイン施設となるのが体験学習施設の「タタラ場」。大きな草屋根が圧巻だが、建物内では郷土料理である五平餅の炭火焼体験ができる。七輪の炭火で餅を焼くものだが、体験メニューについてはシーズンにより変更する予定という。このほか、オリジナル商品とドリンク類を販売する「もののけの里 休憩処」、映画に登場するキャラクターをモチーフにした巨大オブジェの「乙事主」「タタリ神」などが配置されている。
 
 ジブリパークは2022年11月に開業しているが、集客は順調に推移しているようだ。ジブリの映画作品は海外でも人気が高く、パーク内には外国人観光客も散見され、今年3月のグランドオープンにより国内外からさらなる集客が見込まれている。

丸太で周囲を囲われた「タタラ場」。橋を渡り中へ進むと、見事な草屋根が敷かれた日本家屋を目にする。

「タタラ場」では現在、七輪を使い自分で焼き上げる五平餅炭火焼体験ができる。餅1本と特性タレ1便が付いて1人1,200円(利用は10歳以上から)

映画作品に登場する「乙事主」をモチーフにした全長7.6m、高さ3.4mの滑り台。背中が滑り台となっており、小学生以下が利用できる。白い毛並みはカラフルなタイルや玉石でつくられている