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CITY CIRCUIT TOKYO BAY

屋内コースではプロジェクションマッピング演出されたコースでの走行もできる

モータースポーツを身近なエンターテインメントに
国内最大級の都市型EVカートサーキット登場

 ㈱トムスは、国内最大級のE V(電動)レーシングカートをメインとした都市型サーキットとして「CITY CIRCUIT TOKYOBAY(シティサーキット東京ベイ)」を東京・台場にオープンする。20231028日からプレオープンし、1214日まで「プレオープンフェスティバル」を開催。1217日にグランドオープンする。
 
 立地は、複合施設「パレットタウン」跡地の一部で、再開発が進む東京臨海副都心エリアに位置する。レーシングチームの運営を行なうトムスを事業主体に㈱乃村工藝社が共同企画として参加した。
 
 東京23区内では唯一のコースとなり、屋内外2面のコースを備える。レーシングカートの国内最高峰大会「全日本カート選手権」でE V部門の車両開発を手掛けるトムスが専用に開発したEVレーシングカートとシミュレーターを使用し、本格的な都市型レーシング体験とV R・シミュレーターなどによるe-Motorsports体験を提供する。
 
 屋外コース「S K Y T R A C K」は、全長400mの本格的なコースで、主に中高生から、通常走行、グループ走行、レース走行が楽しめる。
 
 一方、全長5 0 m の屋内コース「LIGHTNING TRACK」は、雨天時も楽しめる幼児や小学生が対象のコースで、キッズ用のカートで走行できる。日没後、コース上にプロジェクションマッピングで映像演出を行ない、エンターテインメント性の高い走行体験を提供する。
 
 屋内の奥手には、カートシミュレーター15台、レーシングシミュレーター4台、大型V R装置1台と多彩なシミュレーターを設置する「CYBER TRACK」が設置された。また、230インチの大型ビジョンとオープンスペースを備え、各種イベントに対応する。
 
 その他に、映像でブリーフィングができるセミナールームやシャワールーム、パウダールームを備えるほか、キッチンカーによる飲食、会員限定のV I Pルームも完備。今後はサウナやバーベキュー施設を併設するなど、コアなモータースポーツファンからファミリー層までが一日中楽しむことのできる空間を提供する。
 
 CITY CIRCUITを成立させるうえで欠かせないのがトムスで専用に開発したE Vカートだ。エンジンタイプのカートと異なり、「静音性」、「排出ガスが出ない」「デジタル制御が可能」という特性をもち、これにより都市型立地で、夜間営業できる、屋内コースという、従来のカート場と異なるビジネスモデルが実現することになった。幅広い層に安全・安心して楽しめるモビリティエンターテインメントのすそ野を拡げることになる。
 
 今後、CITY CIRCUIT TOKYO BAYでは、アクセスのしやすさ・利便性を活かして、施設主催のアマチュア選手権のようなイベントを毎月開催するうえ、次のステップアップとして全日本選手権などにチャレンジできるように繋げていく。
 
 一方、カート単独の楽しみ方だけではなく、ゲーム、映像、音楽、メタバースなどあらゆるテクノロジーを取り入れ、eスポーツとのデジタルツインも推進することで、一層革新的
なエンターテインメント体験を提供していく。
 
 さらに、トムスでは、TOKYO BAYをフラグシップとして、2030年までに100拠点に拡大する目標も掲げ、全国に施設の展開を目指す。

TOYOTA ARENA TOKYOやイマーシブ・フォート東京など再開発が進む東京臨海副都心エリアに位置する

操作レスポンスの良いEVカートの特性を活かすべくカーブを多用したコース設計

多彩なカートシミュレーターが揃う「CYBER TRACK」エリア

屋外には今後サウナやバーベキューも増設、カート以外の楽しみも付加していく