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「スキー+温泉」リゾートして
地域活性化に取り組む老舗旅館が
高品質なカラオケルームを開設
──旅館さかや

野沢温泉で18代目を数える老舗旅館


通年リゾートの強力アイテムとして
高品質なカラオケルームを導入

 「スキー+温泉」のリゾート地として世界に知られる長野県野沢温泉村。長野県北部に位置する総人口3,288人(202311月時点)の小さな村だが、日本有数の良質な雪を求めて国内外から多くの観光客を集めている。シーズン中は村全体で1日2,000人ものスキー目的の外国人観光客(日本人と合わせると7,000人)が訪れるという。
 
 同地で経営を行なう老舗「旅館さかや」では、202210月、既存のスキー客の待合せスペースを、カラオケルームとしてリニューアルを行なった。高級感のある内装のもとに人気の通信カラオケLIVE DAM  STADIUMを導入。8~10人程度の収容規模で、午後3時~夜9時の時間帯、1時間3,000円で提供する。
 
 村にはカラオケスナックは存在するものの、まだまだカラオケが楽しめる場は少ないといえる。また、観光地の場合、スナックなどの業態は通年営業がむずかしいという側面もあり、オフシーズンにおける遊びの場の提供としても有効だ。オープン後の状況を聞くと、カラオケルームの認知度はまだ低いものの、チェックイン時にPOPなどでアピールすることで、利用率は確実に伸びているということで、今後は外国人客への訴求も期待される。

既存の待合せスペースをカラオケルームとしてリニューアルし、新たな“遊びの場”として提供