ヴィーナスGP
姫路セントラルパーク
美しいループが特徴の「ヴィーナスGP」。設計はコースターの神様といわれたアントン・シュワルツコフ
名機といわれたジェットコースター
レガシー引き継ぎ復活
姫センで知られる姫路セントラルパークの新しいジェットコースター「ヴィーナスGP」が話題を集めている。ヴィーナスGPはもともと2017年末で閉園したスペースワールドの人気アトラクションで、設計を担当したのは「コースターの神様」といわれたドイツのアントン・シュワルツコフ。同パークを運営する㈱ジャパンパーク&リゾートの親会社である加森観光㈱では、この名機といわれたジェットコースターのレガシーを受け継ぎ後世に残したいと、スペースワールド閉園後、解体して保管、再現を計画していた。当初は早期の営業スタートを予定していたが、新型コロナウイルス感染症等の影響で今年の夏からのスタートとなった。姫路セントラルパークでの再現にあたっては、コースター全体の配置、カラーリングにいたるまで忠実に再現している。
ヴィーナスGPはスタート後、最高部約36mまでゆっくり登り、そこから最下部まで一気に滑走する。そしてすぐに上昇してひねりながらドロップし、垂直ループへ突入。スピードを保ちながら逆さまの状態で垂直ループを通過し、その後、上下左右のひねりが待ち構えている。スピードの変化による身体への負荷は5.2Gと国内コースターでは最大級だが、絶妙なレイアウトにより負荷がありながらもスリリングな体験ができるのが特徴だ。
ジャパンパーク&リゾートでは、ヴィーナスGPの営業スタートに合わせ、関西、中国、九州エリアでテレビCMを展開。夏休み期間中は、ヴィーナスGP目当てに関西はじめ西日本エリアからも大勢の人が訪れ、賑わいをみせた。
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