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OSAKA光のルネサンス
大阪市中央公会堂壁面プロジェクションマッピング

コンセプトの「FLOURISH」を象徴するものとして中央に巨木配置し、そのまわりに花々が咲いているシーンを制作

“FLOURISH”コンセプトに
華やかな映像が次々と展開、好評博す
 
 大阪・中之島を舞台に盛大に繰り広げられる冬の恒例イルミネーションイベント「OSAKA光のルネサンス2024」が閉幕したが、最も注目を集めたのが大阪市中央公会堂で行なわれたプロジェクションマッピングだ。国の指定重要文化財に指定されている歴史的建造物である東壁面にプロジェクションマッピングが12月中旬から下旬にかけて毎年上映され、大勢のリピータが訪れる一大イベントとして定着している。
 
 上映コンテンツを制作・運営する企業は厳正な審査によるコンペで決まるが、今回選定されたのが歴史的建造物をはじめ大型マッピングイベントに数多くの実績をもつ㈱シムディレク、㈱タケナカだ。映像コンテンツ制作にあたって設定したコンセプトは「FLOURISH」(繁栄)。大阪市中央公会堂は実業家の岩本栄之助の寄付により建設されたが、岩本栄之助からはじまった歴史や思いを次世代にも紡いでいこうという考えからコンセプトにかかげたという。
 
 約7分間の映像は変化に富んだ見応えのある華やかなものとなった。映像はカウントダウンからスタートするが、大阪が「水の都」と呼ばれていることからカウントダウンの数字とともに水の雫も映像で表現。そして雫の波紋と音が徐々に大きくなり、そこから水の花が咲くシーンへと続く。またコンセプトの「繁栄」を象徴する表現として、巨木を中心に花々が咲き誇るシーンを入れている。このほかにも、ルネサンス調のデザインを採り入れた映像やあべのハルカス、大阪城など大阪を代表する建築物を登場させ、例年以上に内容の濃いものとなった。

大阪が「水の都」と呼ばれていたことから、水の花が咲くシーンを導入

大阪市中央公会堂はルネサンス様式の凝ったデザインが採用されているため、マッピングの難易度は高くなる。左右に3台ずつプロジェクターを設置し、斜めに映像を投影すなどして建物全体映像をいきわたらせている

あべのハルカスや大阪城など大阪を代表する建物もコンテンツに採り入れた