[特集]ドローンショー最前線
新たなナイトエンタメを切り拓くドローンショー
ドローンビジネスの新たなマーケット
として成長するドローンショー
ドローンショーとは、
LEDライトを搭載した多数のドローンを夜空に飛ばし、コンピューターでプログラミングして、数百機から数千機の機体を自動制御し、光の演出をする技術である。広い夜空を使って、立体的な構図で、躍動感のある動きのある演出を実現した新しいナイトエンターテインメントだ。
そもそもドローンには、さまざまな用途での活用が期待されている次世代テクノロジーで、空撮、荷物の運搬、インフラ点検、農作業、建築、報道、災害時対応など広範な分野で社会の活動に貢献している。
こうした多分野でのドローン活用が進むなか、ドローン本体とその周辺機器の販売における市場規模は急速に拡大しており、アメリカの Drone Industry Insightsの『ドローンの世界市場の分析 (2024年 )』によると、ドローン本体と周辺機器の販売市場の世界的規模は、 2020年の 225億ドル( 3兆 3,800億円)から毎年おおよそ 13.8%の成長を続けおり、 2025年には 428億ドル(約 6,500億円)に達すると予測されている。急速な市場規模の拡大は,投資家たちの大きな注目の的となっているのは言うまでもない。
そしてドローン市場の拡大がいま、身近なエンターテインメント分野でも新しい大きなマーケットを形成しつつある。それがドローンショーだ。
ドローンショーの先駆けといわれるのは、 2012年 9月にオーストリアのリンツでメディアアートのイベント「 Ars Electronica Festival 2016」内で実施された 49機のドローンパフォーマンスといわれる。翌年 3月に映画『スター・トレックイントゥ・ダークネス』プレミア上映会で、ロンドンのテムズ川上空で、スター・トレックのロゴを描き出したのが世界初の商業的なドローンショーといわれる。
2015年に入ると Intel社が参入して以降、機体や制御技術の向上が進んで 100機を超える規模に拡大し、ドイツ・ハンブルグでの 100機同時飛行のギネス記録が登録されて以降、わずか数年でその規模は 1,000機を超えるようになり,描画力を高めた解像度の高いビジュアル表現を実現していった。ビッグイベントの演出の目玉として活躍するようになり、 2017年には NFLスーパーボウルのハーフタイムショー、 2018年には韓国の平昌で開催された冬季オリンピックの開会式で世界中の注目を集めた。同時に中国企業が機体の開発や制御技術、編隊飛行プログラムの開発において急成長を見せることとなり、ドローンショーにおける使用機体数のギネス記録が頻繁に更新される現象が続いてきた。
日本では、 2019年の東京モーターショーで 500機によるドローンショーを実施。 2021年の東京オリンピックの開会式でも 1,824機のドローンが空を舞い、国内でのドローンショーの知名度を大きく引き上げた。 2023年の『日経トレンディ』誌の「 2024年ヒット予測」では、「ドローンショー&空中 QR」が 1位に選ばれるなど一般的な注目度は加速していき、コロナ禍後のエンタメ投資復活のなかで、飛躍的な成長へとつながっていったといえるだろう。
現在、国内 2強となっている㈱レッドクリフや㈱ドローンショー・ジャパンを皮切りに、異業種からも含めて新規参入が相次ぐ。ドローンショーの開催もここ数年、毎年倍増するペースで推移しており、 2024年では公表される規模のもので、屋外ショーだけで推計 150件近くまで増え、さらなる拡大が見込まれている。開催規模も、 1,000機を超えるかなり大規模なものから、 300機から 500機前後の標準規模、もっと小規模なものまで全面的に増えているようである。また、屋内型のドローンショーも徐々に広がりをみせている。
夜空の情報メディアとして
集客、販促、情報発信を担う
夜空を何百機ものドローンが整然とコントロールされ、空の動くイルミネーションとしてアニメーションを描く様子は、人々に驚きと感動を与えている。なぜ、ドローンショーは増え続けているのだろうか。大手二社レッドクリフとドローンショー・ジャパンにその要因を聞くと、そのひとつとして、観る側からの演出のエンターテインメント性の向上はもちろんだが、開催する側の視点からみて、情報発信力やメッセージの伝達性といったメディアとしての魅力があるという。
当初、数十機という小規模だったドローンショーは、屋外では 300機から 500機が当たり前のように開催され一定以上の機体数で運用されるようになっている。機体数は光の数・密度に比例するので、写真の解像度が増えていくことと似ている。多くのドローンを用いることで、より夜空をキャンパスにして美しく鮮明なビジュアルを展開できるようになり、演出のみならず、企業のロゴや QRコードの描写,また文字によるメッセージなども描けるようになったのだ。これにより、単なるショーにとどまらず、 OFFLINE to ONLINEでインターネットへの誘導、そこから実店舗への誘導や商品販促といったように二次的・三次的な波及が可能になり、メディアとしての価値が急増したのである。
また、天空に美しく描かれるビジュアルは、思わずポケットからスマートフォンを取り出して撮影する魅力に溢れ,映像や写真は SNSでリアルタイムに拡散していく。こうした効果は、企業のイメージ構築、販売促進のツールとして大変、魅力的であり、また話題性抜群の夜間イベントとしてナイトタイムエコノミーの活性化につながるものとして期待を呼んでいる。
イルミネーションやプロジェクションマッピングなどの演出装置とは少し異なる点として
・・・and more
そもそもドローンには、さまざまな用途での活用が期待されている次世代テクノロジーで、空撮、荷物の運搬、インフラ点検、農作業、建築、報道、災害時対応など広範な分野で社会の活動に貢献している。
こうした多分野でのドローン活用が進むなか、ドローン本体とその周辺機器の販売における市場規模は急速に拡大しており、アメリカの Drone Industry Insightsの『ドローンの世界市場の分析 (2024年 )』によると、ドローン本体と周辺機器の販売市場の世界的規模は、 2020年の 225億ドル( 3兆 3,800億円)から毎年おおよそ 13.8%の成長を続けおり、 2025年には 428億ドル(約 6,500億円)に達すると予測されている。急速な市場規模の拡大は,投資家たちの大きな注目の的となっているのは言うまでもない。
そしてドローン市場の拡大がいま、身近なエンターテインメント分野でも新しい大きなマーケットを形成しつつある。それがドローンショーだ。
ドローンショーの先駆けといわれるのは、 2012年 9月にオーストリアのリンツでメディアアートのイベント「 Ars Electronica Festival 2016」内で実施された 49機のドローンパフォーマンスといわれる。翌年 3月に映画『スター・トレックイントゥ・ダークネス』プレミア上映会で、ロンドンのテムズ川上空で、スター・トレックのロゴを描き出したのが世界初の商業的なドローンショーといわれる。
2015年に入ると Intel社が参入して以降、機体や制御技術の向上が進んで 100機を超える規模に拡大し、ドイツ・ハンブルグでの 100機同時飛行のギネス記録が登録されて以降、わずか数年でその規模は 1,000機を超えるようになり,描画力を高めた解像度の高いビジュアル表現を実現していった。ビッグイベントの演出の目玉として活躍するようになり、 2017年には NFLスーパーボウルのハーフタイムショー、 2018年には韓国の平昌で開催された冬季オリンピックの開会式で世界中の注目を集めた。同時に中国企業が機体の開発や制御技術、編隊飛行プログラムの開発において急成長を見せることとなり、ドローンショーにおける使用機体数のギネス記録が頻繁に更新される現象が続いてきた。
日本では、 2019年の東京モーターショーで 500機によるドローンショーを実施。 2021年の東京オリンピックの開会式でも 1,824機のドローンが空を舞い、国内でのドローンショーの知名度を大きく引き上げた。 2023年の『日経トレンディ』誌の「 2024年ヒット予測」では、「ドローンショー&空中 QR」が 1位に選ばれるなど一般的な注目度は加速していき、コロナ禍後のエンタメ投資復活のなかで、飛躍的な成長へとつながっていったといえるだろう。
現在、国内 2強となっている㈱レッドクリフや㈱ドローンショー・ジャパンを皮切りに、異業種からも含めて新規参入が相次ぐ。ドローンショーの開催もここ数年、毎年倍増するペースで推移しており、 2024年では公表される規模のもので、屋外ショーだけで推計 150件近くまで増え、さらなる拡大が見込まれている。開催規模も、 1,000機を超えるかなり大規模なものから、 300機から 500機前後の標準規模、もっと小規模なものまで全面的に増えているようである。また、屋内型のドローンショーも徐々に広がりをみせている。
夜空の情報メディアとして
集客、販促、情報発信を担う
夜空を何百機ものドローンが整然とコントロールされ、空の動くイルミネーションとしてアニメーションを描く様子は、人々に驚きと感動を与えている。なぜ、ドローンショーは増え続けているのだろうか。大手二社レッドクリフとドローンショー・ジャパンにその要因を聞くと、そのひとつとして、観る側からの演出のエンターテインメント性の向上はもちろんだが、開催する側の視点からみて、情報発信力やメッセージの伝達性といったメディアとしての魅力があるという。
当初、数十機という小規模だったドローンショーは、屋外では 300機から 500機が当たり前のように開催され一定以上の機体数で運用されるようになっている。機体数は光の数・密度に比例するので、写真の解像度が増えていくことと似ている。多くのドローンを用いることで、より夜空をキャンパスにして美しく鮮明なビジュアルを展開できるようになり、演出のみならず、企業のロゴや QRコードの描写,また文字によるメッセージなども描けるようになったのだ。これにより、単なるショーにとどまらず、 OFFLINE to ONLINEでインターネットへの誘導、そこから実店舗への誘導や商品販促といったように二次的・三次的な波及が可能になり、メディアとしての価値が急増したのである。
また、天空に美しく描かれるビジュアルは、思わずポケットからスマートフォンを取り出して撮影する魅力に溢れ,映像や写真は SNSでリアルタイムに拡散していく。こうした効果は、企業のイメージ構築、販売促進のツールとして大変、魅力的であり、また話題性抜群の夜間イベントとしてナイトタイムエコノミーの活性化につながるものとして期待を呼んでいる。
イルミネーションやプロジェクションマッピングなどの演出装置とは少し異なる点として
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