ナガシマスパーランドのジャンボ海水プールに去る7月6日、ファンネル型ウォータースライダーとしては世界最大規模となる「メガアビス」がオープンした。1964年開業の長島温泉が今年で60周年を迎えるのに合わせ、同施設を経営する長島観光開発㈱が約18億円を投じて開設した。
 
　メガアビスは、高さ約30m、ファンネル部分のサイズは縦約21m、横約25mの堂々たる規模を誇る。高さ約21mのスタート地点から、巨大なラッパのような円錐形状のコース（全長140m）をゴムボートに乗って急降下、急上昇を繰り返し、大きくスイングしながら奈落の底に吸い込まれていくようなスリル感と爽快感が楽しめる。ゴムボートの定員は4人〜6人、ファミリー、カップル、グループなど幅広い層から人気を集めた。
 
　7万5,000㎡という広大な敷地に10種類のプールと11種類のスライダーを有するジャンボ海水プールにあって、イエロー、オレンジ、レッドなどビビッドなカラーに彩られたメガアビスの存在感は圧倒的だ。プールエリアのランドマークとなっており、ナガシマスパーランドにとってはこの夏一押しのウォーターアトラクションとして大々的にPR。同施設のプールは東海エリアで随一の集客力を誇るが、話題性の高いメガアビスの導入により、さらなる集客アップに期待を寄せている。