注目企業レポート
CA セガジョイポリス
施設開発コストの低廉さも武器に
「JOYPOLIS SPORTS」の
ライセンス施設を国内外で拡大へ
「東京ジョイポリス」(東京都港区)を運営するCAセガジョイポリス㈱では、2022年より新業態「JOYPOLIS SPORTS」の展開を開始し、23年11月にはライセンスアウト事業による2号店が開業した。JOYPOLIS SPORTSにおける施設開発のポイントとライセンス展開の戦略をレポートする。
ライセンスアウト事業で
国内外5施設を展開
23 年11月11日、北九州市八幡西区に「JOYPOLIS SPORTS 北九州イノベーションセンター店」がオープンした。JOYPOLIS SPORTSはCAセガジョイポリスが手がける屋内型テーマパーク「JOYPOLIS」ブランドの新業態として、22年4月に同社直営の1号店「JOYPOLIS SPORTS イオン仙台中山店」(仙台市泉区)が開業。2号店の北九州イノベーションセンター店は、JOYPOLIS SPORTS初のライセンス施設となる。
CAセガジョイポリスは東京ジョイポリスをはじめとする施設開発・運営事業のほか、アトラクションなどの機器販売およびリース事業、そして屋内型テーマパークの総合プロデュース・ライセンスアウト事業の3つを柱として事業展開している。総合プロデュース・ライセンスアウト事業では同社が培ってきた屋内型テーマパーク開発・運営の知見を活かし、施設のコンセプト設計や企画、運営に関わるコンサルティング、運営スタッフ教育といった施設開発・運営全般についてノウハウを提供。また、開業後の集客・売上げ向上のための販促・イベントなどもサポートする。
現在、同社のライセンス施設としては、中国において「上海ジョイポリス」「広州ジョイポリス」のJ OY P O L I Sブランド2施設が地元企業の運営で展開している。JOYPOLIS SPORTSブランドは国内外で北九州イノベーションセンター店が初であるが、今後は海外展開も予定している。
約30の多彩なコンテンツで
幅広い層に訴求
“みんなのスポーツアミューズメント!!”をキーワードに、“みんなでワイワイ盛り上がれる”をコンセプトとして掲げるJOYPOLIS SPORTSは、老若男女・障がい者・健常者問わず、すべての人が等しくスポーツに触れ合える施設を標榜。バスケットボールやバレーボールといった身近なスポーツだけでなく、ボルダリングやバブルサッカー、さらにはAR(拡張現実)とトランポリンを融合させた「Valo Jump(バロジャンプ)」(北九州イノベーション店のみ)など約30の多彩なコンテンツを取り揃える。実際、イオン仙台中山店では想定以上にファミリー層の来場がみられるなど、幅広い層への訴求を実現している。
加えて、大規模アトラクション導入などが必要となるJOYPOLISに比べ、開発コストが抑えられる点もJOYPOLIS SPORTSの利点である。施設規模や物件の条件にもよるが概ね1億円前後の初期投資で開発が可能。「低コストを活かして、コンテンツの入替えをより迅速・柔軟に実施していけば、さらなる集客拡大も期待できる」と同社 施設事業運営部 部長 兼 マーケティング課 課長 大屋勝海氏が話すように、開業後もその利点が活きそうだ。
北九州イノベーションセンター店は、商業施設「グランモール」への出店である。
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