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KOBE SUPER STADIUM
ROKKO i PARK

一番人気のアトラクション「ニンジャレースグレード」。全長25mのコースには5つのステージが用意され、2人でタイムを競う


商業ビル再生の中核テナントとして
ナムコプロデュースのエンタメ施設開業

 去る3月1日、神戸・六甲アイランドに大型スポーツエンターテインメント施設「KOBE SUPER STADIUM」がオープンした。長期間にわたって空きテナント状態であった神戸ファッションブラザが「ROKKO i PARK」として再生されるのに合わせ、そのキーテナントとして開設された。運営にあたるのは商業施設のコンサルティング業務などを行なう㈱SCコミュニケーションズで、施設のプロデュースはスポーツエンターテインメントに実績のある㈱バンダイナムコアミューズメントが担当した。
 
 アトラクションは全22種類で、バンダイナムコアミューズメントが展開する「VSパーク」や「トンデミ」に導入されているコンテンツで構成されている。なかでも人気アトラクションは全長25mの「ニンジャレースグレード」。コース上に設けられた5つのステージをクリアしながらタイムを競うもので、バランス、パワー、スピードなどが要求され、カップルや友人同士、親子など幅広い層に人気を呼んでいる。また、迫力の大画面映像を使った「ヨケキル」も人気だ。
 
 開業後の利用動向については、客層はファミリーが多く、神戸市民が大半を占め、週末には高速道路を使って和歌山県など遠方からの来場者がみられるという。ただ六甲アイランドという立地特性から、夕方以降の来店が少なくなり、夜の集客面で課題を抱えている。運営にあたる㈱SCコミュニケーションズでは、神戸市内には競合する大型施設がないことから、じっくり腰を据えて運営を行なっていくとしている。

「ニンジャレースグレード」の第1ステージとなる「トンネル」。這いつくばりながらトンネルを抜けていく

人気のアトラクションの一つ「ヨケキル」。バッファローやライオンなどの猛獣が次々を襲ってくるのをよけ、点数を競う

坂を登り、頂上のボタンを押して滑り台を降りる「UP & DOWN」。時間内に何度ボタンを押せるかを競う